Paradise Lost
また他人様の感想を見てないので、まっさらな、私の感想を包み隠さずに述べます。
最初に言っておきますが、滝咲を期待しすぎて、本編理解が及びませんでした。すみませんorz
とても目まぐるしい展開でした。劇場版Ⅰと比べるとアクションシーンは少なく、どちらかと言うと知能戦というか…なんでしょう、交渉や質疑応答が多かった感じです。
ちょっとヨコシマなことを期待していた私は、本編に集中しきれなくて理解が足りてません。正直、『ここで終わるの? あれ?』って気もしました(笑)
漠然とした感想はともかく、それでも『東のエデン』は最高に面白かった。全キャラが大好き。出逢えたことに喜びを、生み出してくれた監督に尊敬を、作りこんでくれた全ての方に感謝を。ありがとう。
時間が足らず、描ききれなかった部分は多々あると思う。
個人的に説明不足の感は否めないし、物語を上手く収集できたか?というところは疑問を挟む余地がある。
それでもキャラがここまで“生きている”のはすごいことだと思う。
■物語的な疑問
・初っ端の『ノブレス携帯=ジョニー、滝沢の中へ侵入』というのは何を示すのか?
ジョニーがニートとするなら、ニートに裏切られ操られそうになった…の? いやいや。サッパリ。(爆)
・滝沢くんはどうして母親を探して欲しいと咲にお願いしたんだっけ?
飯沼総理の私生児かどうか、今後を戦い抜くための武器を揃えようとした?
・アトウサイゾウの孫娘たちの役割は何だったのかしら?
・滝沢くんはトレーラーの運転席へどうやって滑り込んだ?(鍵は?)
・No.3の『サイゾウさんに甘味を』の意図が分かりませんでした…。
・それを知った物部さんのメッセージってなんでしたっけ?
・ギャフン総理が物部さんに『そろそろ思い切った方法をとった方がいいんじゃないの?』と言ってますが、あれは何を示したの?
・No.10の結城くんは結局、駒としてしか動けなかったようですが、No.2ことツージーは彼に滝沢を殺させようとしたんだよね。あ、うん、それは今書いて納得。(遅)
・物部さんは国税局に連絡して、No.2への強制捜査を依頼しましたが、No.2が『やってくれたな』と漏らしたのは何故? 脱税でもしてるのかしらん。
・No.3のおばあちゃんから甘味を受け取ったサイゾウ氏が、『トシ子さんにも困ったもんだ』とかなんとか…どういうこと?
・滝沢くんのお母さん、アヤさんが『無茶してる』というのは、どういう意味?
・滝沢くんは飯沼総理のお子さんじゃなかったんだよね? では何ゆえに妊娠中のアヤさんは飯沼氏とNY写真に?
・むしろアヤさんは誰の為に何を隠そうとしているのか? 彼女が抱える秘密とは?
・その秘密に関連して、滝沢くんは捨てられたのか?
・捨てられた滝沢くんに声をかけたっぽいおじさん、あれって飯沼総理では?(なんで?)
・というか、捨てられてからどうやって生活してきたんだろう?
・結局、滝沢 朗の正体は分からないまま終わった気がします。。。
・豆柴の名前の由来、それに込められた意味は?
・滝沢くんは、テロリストになってどうするつもりだったのか。
・突きつけた要求があった、それに対して滝沢くんは何のアクションも起こさなかった、それは何故?
湖面に一石を投じて広がる波紋のように、(上がりと決め込んだオッサン達と若者達との)緩やかな変化を促しただけなのか?
・サイゾウ氏がセレソンの記憶を消去したが、No.3のお婆ちゃんはどうして『ありがとう』と?
・No.6直元の反応を見ると、記憶の全消去が行われていたようだ(ボクって誰ですかぁぁあ!?発言)が、物部さんは全消去ではなく『セレソンになる前の自分』に記憶が戻った感じがする。
理由として、No.10の結城くんを見て『君は誰だ? そこにいられると邪魔なんだが』とか言ってることから、少なくともセレソン以前の物部さんである。
記憶の全消去ではないと感じた点については、平然と車を運転して何処かへ行こうとしていたから。
自分が誰だか分からないという様子がなく、確固たる意思を持って彼は行動していたように見える。
故に、各セレソンにより記憶の消去がの有効範囲が異なるのではないか?
・サイゾウさんはどうしてゲームの幕を閉じた? 自分のことが知られすぎてしまったからか?
・そもそも最高のプレゼントが『殆ど強制的な記憶消去』というのはいかがなものか。セレソンとしての時間はもう戻らないものだ。それを消すのは、罪悪を消してやるという意味合いなのか?
・最後に滝沢くんが言っていた『やり残したこと』とは、アトウサイゾウをぶん殴ることだと思っているが、それで間違いないかな?
・ノブレス携帯は画面がブラックアウトしてたけど、あれはもう使えなくなったのか?
・ジュイスはどうなったのかなあ。
・物部さんを撃ち殺そうとしたっぽいNo.10結城くんですが、撥ねられたね…物部さんもどっかに突っ込んだっぽいし、だいじょぶか?
・走り去った滝沢が彼らを見つけていたとしたら、助けないわけがないと思うんだが、これいかに?
物語的にはこの辺で。パンフとか何にも買ってこなかったから、次回買ってきます。
その時にまた改めて感想、考察を。
哀華さんバカだから、サッパリな部分だらけでごめんなさい…。
■いろいろ
・咲ちゃんの為に歯を食いしばる大杉株は急上昇間違いなしだよね?(私だけ?笑)
・やっぱり、パンツとみっちょん略してパンみつは公式だった!(笑)
・No.11黒羽さん…(涙) 彼女を救う、という約束はどうなったよぉ?
・ゲームセットと同時に王様申請を白紙に戻したということらしいが、どうやって?
・滝沢くんの立場はどうなっちゃったのか?
・おネエが男前すぎて大好きだ!
・パンツが切れ者でかっこよくて大好きだ!
・平澤が孤軍奮闘、『みっちょんを頼む』とか『お前ならエデンを任せられる』とか男前すぎる!
・パンツが心配なみっちょんとか可愛いけど出番少な目だったね><
・春日も今回は影が薄かったですね。。
・しょうがないけど…豆柴ぁぁああああ・゚・(つД`)・゚・
・あれ、セレソンって全員出たっけ? 7、8が誰だか思い出せないんですが…(汗)
・今回はジュイスの出番が少なかったね、残念です。『ノブレス・オブリージュ』が恋しい。
エデンメンバーが大好きなので、もうちょっと出してもらえると嬉しかった。
滝沢くんとまた笑いあっているとこ、見たかった。
■滝咲のあれこれ
・滝沢くんは(滝沢 朗は)咲ちゃんを必要としていた筈なのに、今回は絡みが少ない気がした。気のせいかも。ん、…もしかすると気のせいかも。
・滝沢くんがなんとなーく咲ちゃんに素っ気無い気がするのは、撃墜王、総理大臣、テロリストのいずれを選んでも巻き込んでしまいたくなかったから?(だよね!?)
・咲ちゃんはそれを薄々感じ取っていたから、『お母さんのこと伝えちゃったらもう私のところには戻ってこない気がする』と泣いたに違いない!
・そういえば滝沢くんが咲ちゃんに母親探しを依頼した時、咲からの『記憶が戻ったの?』という問いかけに対し曖昧な返事だったのは、何故?
『滝沢 朗まではね』の真意はなんだろう。それは誠か嘘か? 嘘ならばどうして偽る必要があった?
個人的に嘘っぽいと思うんだけど。全部取り戻してたのではないのかなあ。
・でもゴールデンリングをかけてあげるところが良かった!!
・そして最後! まさかの! 五話の逆転…咲ちゃんからのキス(*´∀`*)
大杉くん死亡、みっちょん&おネエ目がきらきら。(笑)
・しかしこれで『咲ちゃんと滝沢くんの、たった十一日間の物語』は幕を閉じてしまったらしい。
…監督? 蛇の生殺しですか? それともこれは第二期フラグと考えていいですか?
個人的に第二期もしくはOVAあるいは予約特典フラグ(※後述『続編フラグ』)を各所で感じ取ったのですが、これは電波でしょうか…(汗)
滝咲を期待しすぎて、不完全燃焼な感じもします哀華さんです(笑)
それでも、あれだけの時間枠だから、滝咲についてはこれが最善だったのだろう。
抱擁シーンとか妄想してたよ。あと想像していた結末の斜め上の終焉でした。言葉はよくないんですが、拍子抜けともいう。
…だって。アトウサイゾウさんは、結局『まる投げ』をした気がする。
記憶を消したからハイおしまいって、それでいいのか? あなたの求める答えは見つかったのか?
あの事態の収拾についてはサイゾウ氏ご本人がいろいろと手を回して火消し役となったのかなあと漠然と思うんですが、描かれなかったからぶつ切り感というか、まる投げ感が拭えない。
私の理解が足りてなくて見当違いのこと言ってたら本当に申し訳ないんですが…(;・∀・)
やっぱり三部作は厳しかったのかなあ。ぶっちゃけ、説明が足りてない。セレソンゲームも半端なところで終わってしまった気がする。
哀華さんはもっとどんでん返し的なハッピーエンドを夢見ていたのだけれど、なまじこの国を知る者からして(この国を舞台にしたが故に)それは難しかったんだろうか…。
圧倒的に時間が足りてないと思うんです。『東のエデン』は物語りも舞台もキャラクターもみんな大好きだから、その一点だけがとても残念。惜しい。
せめて三部作だったら、もっとすごい結末まではいかずとも、細かな心理描写にも力を注げたのではないかな、と思う。
それは哀華さんが集中しきれなかっただけかもしれないけれど、第二期、スペシャル、OVA、予約特典のいずれかには省かざるをえなかった説明を含めて欲しい。
■続編フラグ
・サイゾウさんが『このゲームは一旦終了とする』的なことを言っていたので、セカンド・ゲームの可能性もあるのでは?
・サイゾウさんはまだ『百億円の使い道』を問いかけ、次のセレソンを探している。
・最後に滝沢くんが『ぼけてる暇ないよ、俺たちにはまだまだやんなきゃいけないことあるし!』→日本を救う為にすることが残されている?
・何より、滝沢くんは咲ちゃんに約束したじゃないですか。『必ず戻ってくる』と! なら戻らなきゃ嘘でしょう! 再会希望! OVA希望! その後と映画の補足を希望!!
…うーん、やっぱ電波かな。(笑) 続編フラグが見えた気がしたんだけど。
滝咲を考えると劇場版Ⅰの方が一緒に居た時間が長くて、お互いのことを気にかけてあげられたから、印象に残ってる。
にしても、滝沢くん→咲ちゃんの描写が薄い(笑) 滝沢くんの性格もあるんだろうけど、咲ちゃんをもうちょっと縛ってもいい気がするし、咲ちゃんからしてみれば縛ってほしいという気持ちがあったと思うんだけどなあ。
いろいろ書きましたが、楽しかったです。
また見に行きたいですし、エデンが終わってしまうなんて信じたくないくらい大好きです。
こんなにも愛せる作品を生み出してくれた方々に、本当に感謝します。ありがとう。
ひとりきりの現実 (咲)
他人の為に行き先を変えてしまう滝沢くんを好きになったからには、待つか追うかしかなく、彼は追ってくることを望まなかった。
それでも構わない。(胸は痛むけれど。)
この気持ちに偽りはない。(寂しい、から。)
滝沢くんがいなければ息もできないくらい信じてるから、約束を守って。私を忘れないで。
…手の中のゴールデンリングを、握り締めて。夜が始まる。
■END
咲ちゃんの気持ちを考えて感想書いてたら、もう…。
主人公は滝沢くんなのに、どちらかというと視点は咲ちゃんだった気がします。『東のエデン』という作品は。
大好きだ!>< もう、本当に大好きです。終わっちゃうなんてやだよ、寂しいよ…(´;ω;`)ぶわっ
結末はどうあれ、これでおしまいなんでしょうか。
信じたくない、と泣いている私がいる。
個人的には蛇の生殺しを喰らってるのに近いので、今後も全力で滝咲を妄想するよ!
(なっがい感想にお付き合いいただきて、ありがとうございました!)
ノブレス・オブリージュ、今後も私の素敵な救世主たらんことを!